explain
説明

橋本治『革命的半ズボン主義宣言』

橋本治のことは山形浩生 (たぶん『新教養主義宣言』) から知って、『革命的半ズボン主義宣言』のことは芝尾さんから聞いていて、でもずっと読んでいなかった。

そうしたら、2026年の春に東京クールビズというので都職員がハーフパンツをはいてもいいですよ、ということになり、でもすね毛が見苦しいからやめろ、とかいっているのをみて、そろそろ『革命的半ズボン主義宣言』読まないとだめかなあと思っていたら、近所の図書館にあったので借りて読んだ。

だいぶ古い本のはずなのに、なぜ図書館に新品が、と思ったら2024年に復刻されていた。

まえがきで内田樹が「いささかわかりにくい」ので

みなさんはとりあえず第一部をそっと飛ばして、まず第二部から読むといいと思います

と書いていて、いやいやなんとかなるでしょうと第一部から読み出したのだけど、結局途中で挫折して、第二部から読んだ。

すごかった。良いというのとはちょっと違っていて、論理展開はだいぶ乱暴だと思う。足場もろくにできていないのに「天皇」「戦後」みたいな話題にどんどん飛んでいってしまって、納得はできないけれど感心してしまう。

私の上の世代の人たちは、これを通ってから、あれとかそれを書いていたのだなあ。"The Matrix" を見て数年後に、押井守の『攻殻機動隊』を見るような、ちょっとの答え合わせ感があった。