nerd-snipe する/される
Amazon 時代ははあまり聞かなかったけど、その後の Fly.io とか Baseten でよく聞くようになった単語に "nerd-snipe" というのがある。
コンピュータ好き向きの面白い問題、たとえば「ふだんは速い API だけど一日に数回遅くなる」みたいなものを目前に、ほかの色々を中断して「GC のメトリクスってある?」「遅くなる時間って毎日おなじ? ログをアップロードする cron とか無い?」「でもこの API ディスクとかさわらないよねえ...。ああでも、アップロードするときに gzip するんだっけ」と、そちらを追いかけてしまうことをさしていて "I got nerd-sniped" とか ”I'm gonna nerd-snipe someone here" というふうに使う。
もともとは xkcd の Nerd Sniping (2007) に由来している。直訳すると「オタク撃ち」だけど、2ちゃんねる育ちの日本人としては「釣り」の雰囲気があるように思う。そんな餌で俺様が釣られクマー。
古い話をすると、高林さんが、ハッカー養成塾: 深追い、佳境、バッドノウハウ (2006) で書いていた「深追い」ともちょっと近い。
深追いとは、文字通り、何かについて深く追求することです。筆者の周りのハッカーは、技術的に何か気になる点があると、納得がいくまでとことん深追いします。普通は知らなくていいようなことでも、彼らは詳細まで理解しないと気がすまないようです。知識に対するこような好奇心と執念深さはハッカーを特徴づける気質のひとつではないかと思います。
いいかえると、nerd-sniping というのは「深追い気質のある人々を釣る」という行為といえると思う。